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入を行う。但し、政府の独占ではなく、民間輸入業者による一般取引も認められている。
為替管理は、基本的事項は大蔵省が決定するが、為替管理の運営は中央銀行が行い、その実務は大蔵省の公認を得た市中銀行が為替取引を行う。
中央銀行は、年間の外貨予算の枠内で、外貨配分の権限をもっているが、部門別の配分は輸入割当委員会(貿易、大蔵、産業、経済開発の各省および中央銀行と関税局の代表によって構成)が決定する。
輸入決済については、輸入が承認されたものに対しては外貨は自動的に保証される。
従って、市中銀行の支払い等決済面では、特に問題になることはないので、外貨支払いは事務的に円滑に行うことができる。
ナイジェリアにおける船舶など資本財の輸入は、政府が当事者の場合は国際入札、民間の場合は殆どが外資系の代理店または商社が行っているので、常にそれらの動向に注意し、情報を得ることが取引きの第一歩であり、機会ある毎にわが国の造船について技術的にPRし、関心・認識を深めさせることが取引ルートヘの道である。
 
(7)競争相手国との競争条件の比較
 
(A)延払い、船価、品質等条件の比較
 
ナイジェリアの海運は、1万G/T前後の貨物船や貨客船が中心であり、それらの建造国は英国、西独が多く、次いでフランス、デンマーク、日本である。
いずれも一般的な中小型船であるので、技術、品質共に各国間に優劣の差はない。船価は別として、延払い条件も同様であるが、納期はわが国が優位にある。
 

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