(5)漁業事情
ナイジェリア漁業は、政府の開発計画に基づき海水、淡水、養殖漁業の振興が積極的に推進されている。
従来、沿海漁業、チャード湖における淡水漁業などの原始的なものが中心であったが、近年日本漁業会社との協力によってトロール漁業も活発化してきた。ギニア湾一帯の海域は、わが国をはじめ、ソ連・東欧諸国の漁船の出漁も多く、とくにエビ漁が注目を集めている。
ナイジェリア漁船の年間漁獲高実績は、次の通りである。
(単位:11,000トン)
出所:国連FAO漁業統計。
ナイジェリアの保有漁船は、100G/T以上の鋼造船(主としてトロール漁船)は、74年には僅か17隻(2,358G/T)に過ぎなかったが、85年までに97隻(25,286G/T)に増強された。
(100 G/T以上の鋼造漁船)
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