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旧港には、航洋船および沿岸航路船用の各1バースのほか、係船バース10が設けられている。
荷役設備は、埠頭クレーン(10トン×8基)、軌道クレーン(25トン×1基)、その他多数の移動クレーン、フォークリフト・トラック、トラクターなどがある。
保管設備は、中継貨物用土屋11棟、倉庫5棟(36,651平方m)、露天置場(約11万平方m)などが主なものである。
清水、各種燃料油などの供給が可能である。
カラバー港は、カラバー工業地帯における製粉、セメント、ビール、製紙など各種工業の発展に重要在役割を果たしている。
同港の開発計画として、コンテナ船およびRO/RO船用のターミナルの建設が予定されている。
曳船は、カラバー港湾局所有の多数の曳船(最大240馬力)が使用できる。
船舳修理設傭は、港湾局所有のスリップウェー(能力600トン)があり、小修理が可能である。
 
(4)造船事情
 
現在、ナイジェリアにある造船所としては、NPA(港湾局)が所有・運営しているラゴス港内の修繕用の浮きドック(能力400DWT)1基、スリップウェー(能力600DWT)1基、シンクロリフト(能力100DWT)1基およびポート・ハーコート港内のスリップウェー(能力600DWT)1基とカラバー港内のスリップウェー(能力600DWT)1基があるのみであり、港湾用曳船、浚渫船、ランチ、作業船など小型船やエンジン、ボイラーなど機械類の修理および機械部品の製造を行っている程度である。
 

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