95%を供給しているが、これも採掘量は減少基調にある。

鉄鉱石は、76年にラゴス北方200マイルの地点で4億トン、ついで80年にはクワラ地方で推定4億2,000万トンの埋蔵が発見されている。

採掘された鉄鉱石は、主としてアジャオクタ製鉄所に供給されているが、粗鋼生産能力は低い。アラジャ製鋼所は81年に、オショグボおよびカチナの圧延工場は82年に、ジヨスの圧延工場は83年に、それぞれ操業を開始した。

ソ連の援助で目下建設中のアジャオクタの大規模製鉄・製鋼プラントは、88年に完成し稼働する予定である。

ナイジュリアの製造業は近年急速に発展しているが、国内総生産（GDP）への寄与率は僅か6%程度に過ぎない。製造業は、国内市場向けの輸入代替消費財が生産の大部分を占めている。

国内市場の潜在的可能性は極めて大きいが、多くの工場が生産能力以下で操業しており、生産コストが高く、輸入品に比べると競争力の劣るのが悩みである。

製造業は、繊維・織物、ゴム、ビール、アルミニウム、錫製品、タバコ、履物、プラスチック製品、板紙、ワイヤ・ロープ、肥料、セメント、その他冷蔵庫、エア・コン、自動車、自転車、ラジオ、電気製品、ミシンなどの組立て工業が主なものである。

主要工業生産実績

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