(3)港湾事情
モーリタニアの主要港は、ヌアディブ、ヌアクシヨット、ポイント・セントラルの3港である。
ヌアディブ港は同国最大の商港兼漁港で、目下港湾設備を拡張中である。ヌアクショット港も港湾施設を拡張中であり、中国の資金援助を得て深海港を建設中である。ポイント・セントラル港は鉄鉱石の積出港である。
ヌアディブ、ヌアクショット両港における海上貨物取扱い実績は、次の通りである。
(単位:1,000トン)
1.ヌアデイブ港
同港は、全長160m、吃水7.2mまでの船舶の入港が可能である。
商港には、内港と外港に長さ延ベ約1,100mの埠頭及び小型船用の係船桟橋2基が設けられている。
一般貨物船専用の2バースは、最大16,000DWTまでの船舶の収容が可能である。
ヌアディブ港では、荷揚げは全て本船の荷役設備を使用しなければならない。陸揚げした貨物は、門形クレーン(能力80トン)1基、移動クレーン(27トン)1基、フォークリフト・トラック、トラクター等によって保管場所へ運搬されている。
倉庫(延べ7,000平方m)、冷凍倉庫(延ベ5,500平方m)、上屋(延べ55,OOO平方m)などの設備がある。液化ガス・ターミナルには、ケミカル・タンカー専用埠頭(長さ100m、
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