日本との貿易構造は、対日輸入では自動車、通信機器・音響機器、事務機器(コンピュータを含む)が3大輸入品目である。
これら3品が対日輸入全体に占める割合は、92年には各々32%、16%、14%で、合計すると全体の60%を超えている。
対日輸出を品目別にみると、食肉・同調整品、水産物(エビ)、医薬品(インシュリン)、医療用電子機器、毛布、酸素などが主力となっている。特にデンマークは、日本の豚肉輸入の主要相手国である。食料品の対日輸出は全輸出額の62.2%を占めている。
デンマークの対日貿易収支は、1990年に僅かながら赤字に転じたが、91年には再び黒字となり、その後各年とも黒字が増大している。
日本との貿易額の推移
年 |
日本の輸出 |
日本の輸入 |
バランス |
1991
1992
1993 |
916
916
783 |
1,290
1,436
1,556 |
-374
-520
-773 |
1992年の日本の対デンマーク新規投資額は、前年比約50%減の300万ドルに後退した。日系製造業の進出は1990年を最後にとだえている。93年末現在、在デンマーク日系製造業は3社のみである。
日本の対デンマーク直接投資額の推移
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