超となっていたが、1993年にはスウェーデン側の出超となったことから両国間の貿易摩擦は現在のところ生じていない。

日本との貿易の推移　　　（単位：百万ドル）

スウェーデンと日本との貿易は、戦後順調に拡大してきたが、スウェーデンの貿易に占める日本のシェアは決して大きいとはいえない。

スウェーデンの輸出に占める日本のシェアは、1993年は約2.5%で、スウェーデンの輸出相手国としては第11位（1992年は約2.0%で第3位）の座を占めているに過ぎない。

一方、輸入についても、92年、93年ともに日本のシェアは5%程度であり、スウェーデンの輸入相手国としては、それぞれ第8位に位置しているに過ぎない。

スウェーデンの対日輸出の最大品目は機械類と輸送機器であり、例年この品目で対日輸出総額の約30%を占めている。

日本からの輸入をみると、製品輸入比率が98%〜99%と極めて高く、特に、機械類と輸送機器は、80%近くを占めている。

（主要商品別輸出入）

日本の輸出：自動車、コンピューター、ビデオ、テープレコーダー、テレビカメラ等。

日本の輸入：自動車、機械、鉄鋼、医薬品等。

スウェーデン政府は、日本からの投資に期待しており、ハイテク・医療品分野に重点を置いた誘致活動を行っている。

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