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(6)輸入に対する機構、その他輸入上の問題点
スウェーデンでは、輸入は原則として自由であり、一部の農水産物を除き殆どの商品は輸入ライセンスの必要もなく、また数量制限もなしに輸入できる。
但し、EC、EFTA以外の地域からの繊維製品、社会主義国からの一部の商品および南アフリカ共和国からの輸入にはライセンスを必要とする。
従って、船舶の輸入にはライセンスの必要もなく、自由に輸入できる。
輸入制限品目
(禁止品目)ワシントン条約による保護対象動植物、麻薬とその関連製品等。
(許可品目)
1.商務局の許可を必要とする品目:EC、EFTAを除く全ての国からの繊維・衣類等の商品。社会主義国からの一部の化学品(セメント、プラスチック原料)、鉄鋼、履物、陶磁器等。全世界からの鉄鋼(但し、輸入価格、数量の監視が目的で、自動承認制)。
2.農務省の許可を必要とする品目:一部の鮮魚、エビ、リンゴおよび(一定期間のみ)、麦、砂糖等は原産国にかかわらず常にライセンスを必要とする。
3.食料局の許可を必要とする品目:食肉、肉製品、牛乳、乳製品、卵およびその製品、一部の魚介類。
4.その他:医薬品、爆発物等は担当官庁のライセンスを必要とする。
(割当て品目)ブラジル、香港、インド、インドネシア、旧ユーゴスラビア等18ヵ国および社会主義国からの一部繊維製品等は、経済防衛の理由で割当て制を適用している。
(国別規制品目)対日陶磁器輸入は、ライセンス制となっていたが、1984年以降自由化された。
(特殊輸入手続きの必要な品目)植物、野菜、飼料、食料品、貴金属、防ガス資材、地図、武器弾薬、放射性物質、危険物等。
(その他の輸入制限法制)スウェーデンはガット東京ラウンドのアンチダンピング税条項を採択している。
(輸入ライセンス)ライセンスの必要な品目については、上述の各担当官庁から
 
 

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