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より数量制限を受ける。
ガット加盟国からの輸入については、ネガチブ・リストに掲載の品目以外は自由に輸入できるが、ネガチブ・リスト掲載品目に対しては、グローバル・クオータが個別承認のいずれかによって許可されることになっている。
ガット加盟国以外の国からの輸入は、すべて個別承認が必要である。
輸入ライセンスは、貿易観光省(Ministry of Trade & Tourism)の対外通商局が発給する。
(B)輸入に対する機構、その他輸入上の問題点
輸入制限品目:主として保健衛生、公共秩序などの理由による輸入禁止、あるいは国内産業保護、EC規則などによる輸入制限が行なわれている。
1. 輸入禁止品目:主なものは(1)武器、弾薬、(2)麻薬および関連製品、(3)ワシントン条約による保護対象動物。
2. 輸入割当品目:対EC諸国、EC以外の第三国ごとに取扱いを異にするが、多数の品目が対象となっている。
3. 対日割当:上記の輸入割当に加え、目本のみを対象とした割当品目が設けられており、EC加盟条約に基づくもの28品目、ガット輸入制限によるものなど合計46品目に達している。
4. 自動車の輸入制限:完成乗用車の輸入は、EC加盟条約の中でメーカー別に輸入枠が設定されている。
5. その他:ダンピング行為が国内生産者に重大な被害を与える恐れがある場合、あるいは国内産業の確立を阻害する恐れがある場合には、アンチ・ダンピング税が賦課される。
ポルトガルの為替管理は、中央銀行が大蔵省に代わって管掌しており、中央銀行は為替管理に当って、この目的のために公認された商業銀行の協力を得て行なつている。
対外貿易政策は、貿易観光省が作成し実行しており、統計上の理由で、輪入は貿易観光省に事前に登録しなければならない。
輸入管理は、貿易観光省対外通商局の所管であり、輸入申告書は対外通商局の
 
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