
%増)、輸入は3兆5,398億エスクード(同19.1%増)となり、貿易収支の赤字幅は89年の9,875億エスクードから1兆2,147億エスクードヘと24.1%拡大した。輸入の伸びが輸出の伸びを上回っており、貿易収支の悪化に拍車をかけている。
輸入品目のうち、輸入総額の22.2%を占める一般機械は民間設備投資に支えられ、前年比20.1%増となった。
輸入総額第2位の輸送機械(輸入総額の14.2%)は、乗用車の輸入が伸び前年比17.0%増加した。同第3位の鉱物燃料(輸入総額の10.9%)は、湾岸戦争の影響で原油価格が急騰し、輸入額が急増したため、前年比22.0%の伸びを示した。
ポルトガルの輸入を地域別でみると、EC・EFTA(欧州共同体と欧州自由貿易連合)からの輸入の比重が激増している。
また、旧ポルトガル植民地およびOPEC(石油輸出国機構)諸国からの輸入が急増している一方、旧共産圏諸国からの輸入は前年比5.6%の減少を記録した。
日本からの輸入は、90年は前年比約1.5%増の936億エスクード(輸入総額の2.6%)となった。
ポルトガルの輸出は、約90%がOECD(経済協力開発機構)諸国向けで、主要相手国としては西独(90年輸出総額の16.7%)、フランス(同15,5%)、次いでスペイン、英国、オランダ、米国の順位となっており、輸入と同様に先進国依存型となっている。
日本への輸出は、90年は前年比6.7%増の238億エスクード(輸出総額の1.0%)となった。
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