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船型別漁船構成

(C) 漁業開発計画
イタリアでは、漁業者に対する操業資金の低利貸付け、漁船や漁具などの購入資金の低利貸付けを始め各種の融資や補助金による優遇制度を設けて、漁業開発に努力している。
また、最近では、漁業資源の保護と操業の安定化を目標として、イタリア政府は大型トロール漁業に対する免許発行の凍結や操業の一時的禁止、規模の縮小、伝統的漁法による沿岸漁業の振興、漁船・漁具の近代化による生産コストの低減、外国の漁業者との合弁事業の促進など、海洋漁業の合理化と開発に関する具体的措置を講じている。
(6) 船舶の輸入ルート
(A) ライセンス発給機関
イタリアにおける輸入は、外国貿易省(Ministry of Foreign Trade)の事前許可を必要とするライセンス輸入、公認為替銀行の輸入承認証を税関に提出すれば自動的に輸入許可がおりる税関輸入、そして自由輸入に大別できる。輸入許可は外国貿易省が決定し、ライセンスは大蔵省から発給される。
 
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