日本財団 図書館


いるが、89年の生産量は456.8万トンに過ぎず、国内需要の殆どを輸入に依存している。

主要鉱産物の生産量





製造業がGDPに占めるシェアは約27%であるが、労働人口の22.3%(90年)が製造業に従事している。
製造業のうちで最も重要な分野は、機械、輸送機器、繊維・衣料および化学品である。
機械生産のなかでも、競争力を持った業種は、工作機械、農業機械、電力設備、事務機器および鉄道車両といった機械工学部門の製造業である。これらの業種は、イタリア産業が卓越した力を誇るエンジニアリングおよび機械技術を集中的に利用している。
繊維、衣料、皮革、履物、玩具、楽器などイタリアの伝統的産業も、先進主要国のなかでイタリアが圧倒的に強い競争力を持った分野である。
前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION