ハンブルグ（人口163万人）はエルベ河口から121キロ上流の右岸に位置し、造船・航空機・金属工業の盛んな大工業都市で、ハンブルグ港はドイツ最大の貿易港かつ自由港である。

90年における入港船舶数は外航船13,756隻、内航船9,165隻で、貨物取扱量は6,136万トン（バルクカーゴ3,280万トン、一般貨物2,856万トン）に達している。

船舶修理施設は、Blohm ＆ Voss A.G., Barthels ＆ Luders, Norderwerft G.m.b.H., Pohl ＆ Jozwaik G.m.b.H., J.J. Sietas Werft, Turbo-Technik Reparatur-Werft Dassler KG., Theodor Buschmann, Johann Oelkers G.m.b.H.,などの造船所、その他多数の修理工場があり、各種船舶及びエンジンの修理が可能である。

ブレーメン（人口54万人）はウェーザー河口から95キロ上流に位置し、欧州有数の綿織物市場であり、また鉄鋼・機械・食品工業が盛んである。ブレーメンから63キロ下流にあるブレメルハーフェンは、ブレーメンの外港で、ハンブルグに次ぐ貿易港である。90年における入港船舶数は4,691隻（65,591,440DWT）で、貨物取扱量は3,290万トンに達している。