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(D)需要状況
従来、英国の海外貿易は実質的に殆ど海路によって行われているが、英国籍船による輸送量のシェアは、年毎に著しい減少傾向を示している。
英国籍船の体質強化と競争力の増強を目的として、1990年から91年にかけて、新鋭のLGキャリア1隻(10,768G/T)、一般貨物船1隻(6,767G/T)、客船6隻(46,720G/T)、Ro/Ro客船4隻(36,865G/T)、Ro/Ro貨物船2隻(8,480G/T)、補給船7隻(1,917G/T)、その他雑船の新規参入があった反面、オイル・タンカー10隻(50,709G/T)、オア/バルク・キャリア2隻(6,639G/T)、冷凍船2隻(19,337G/T)、特殊貨物船2隻(L419G/T)、コンテナ船8隻(224,364G/T)、タンク・バージ1隻(382G/T)、その他多数の雑船が過剰船腹として売却、もしくは老朽船、非能率船として処分された。将来、これらの代替需要が徐々に見られるものと予想される。
 
(3)港湾事情
 
英国には400有余の港湾があるが、これらの諸港による国際海上輸送貨物の取扱量は、次の通りである。
 

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