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ベルギーの海運界も世界不況の例外ではなく経営面で困難な状況にあり、過剰船舶の売却、休航、老朽船・不経済船の解撤等を行い、自国海運の体質強化、国際競争力の向上を図るため輸送需要に適合した船隊の革新・調整を行っている。この結果、1989年から91年にかけて各種タンカー、バルカー等81隻(180万GT)を処分し、あらたに特殊貨物船等16隻(5万5千GT)を増強している。同国の造船業は近年、年間約5万GTの建造量で推移しており、昔日の面影はない。
しかしながら、同国から会員会社に5万〜18万DWTのバルカー等の引合が寄せられていることからも、今後もその動向に留意していく必要がある。
 
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