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ベルギー政府は、対日貿易のインバランス改善と国内のハイテク産業育成という観点から、日本側の投資を歓迎しており、両国経済関係の一層の緊密化に向けて、双方の努力によるベルギーの対日輸出拡大と日本企業による投資の拡大が望まれている。
わが国からベルギーへの直接投資は、対EC諸国(12ヵ国)中、スペインに次いで第7位であり、1951年から91年度上半期までの累計は344件、合計1,782万ドルに達している。
主な進出企業は、本田技研(オートバイ)、旭ガラス(板ガラス)、パイオニア(音響機器)、アマノ(タイムレコーダー)、松下電器(乾電池)、古田工業(ジッパー)、ダイキン工業(空調機器)、テルモ(医療機器)などがある。
91年10月現在におけるベルギー在留邦人数は4,595人、現地法人化された日系企業数は202社に及んでいる。
ベルギー政府奨励金利用の留学生のほか、私費留学生も年々増加し、これに学術研究者とその家族を加えた留学、研究分野の邦人数は245人となっている。
 
(8)輸出実績
 
わが国からベルギーへ輸出した新造船は、次の通りである。
 
 
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