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(6)船舶の輸入ルート
 
(A)ライセンス発給機関
オランダにおける輸入は、原則として自由であるが、一部輸入相手国および品目につき承認が必要である。
輸入ライセンスは、経済省所管の中央輸出入局(CDIU)が発給機関である。
(B)輸入に対する機構、その他輸入上の問題点
輸入規制品目(許可品目:ライセンスを必要とするもの)
1.原産地不明の物資の転入
2.日本、香港および共産諸国からの輸入
3.輸入課徴金が課せられる農産物
4.特定国からの特定物資(例えば、兵器、弾薬、一部化学品、薬品、電子機器・石炭、鉄鋼製品、繊維製品など)の輸入。
なお、見本品、プレゼント、教育資材、小包品については、ライセンスは不要である。
割当品目(国別規制品目)
ベネルックス3国(ベルギー、ルクセンブルグ、オランダ)共通の割当品目がある。
対象国は、日本、共産諸国および台湾であり、日本に対する割当品目(数量)は、ゴム靴(5万足)、床・壁用タイル(500トン)、金属洋食器(210トン)など。
地域別規制(規制ではないが、地域別に輸入税率に差異を設けている。)
A地域:一般特恵適用国(B,C地域以外の発展途上国)
B地域:優遇税率適用国(EFTA加盟国、ACP諸国、中近東諸国など)
C地域:日本、香港、共産諸国
その他輪入制限法制(アンチダンピング法、相殺関税法については、EC規則に準じる。具体例としては、鉄および鉄鋼製品の大部分が適用されている)。
関税は、大部分が従価税であるが、ビール、酒類、タバコ、砂糖、清涼飲料
 
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