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があり、修繕用船台(最大能力9万DWT)、フローティング・バース(最大30万DWT)、ドライドック(最大8万DWT)、浮ドック(長さ310m、幅54m、能力20万DWT、6トン〜40トン・クレーン4基)などを使用し、各種船舶修理が可能である。
(ダンケルク港)
同港は、北海に面した北フランスの重要な貿易港で、一般貨物、冶金製品、穀物、石油製品、砂糖、化学品などの輸出と、原油、石炭、砂・砂利、織物原材料、食料油、化学品、冶金製品、一般貨物などの輸入を扱っている。港は東西の両港から成り、東港は最大115,000DWT(全長289m、幅45m、吃水14.20m)まで、西港は最大265,000GWT(全長350m、幅60m、吃水20.50m)までの船舶の収容が可能である。
クレーン設備は、高架クレーン8基(各能力:石炭・鉱石など1,500トン/時)、埠頭クレーン(6トン〜15トン)50基、50トン埠頭クレーン1基、移動クレーン4基(36トン×2,50トン×2)、フローティング・クレーン(能力250トン)1基などがある。
清水、食料、燃料、などの供給が可能である。船舶修理施設は、ドライドック4基(最大17万DWT船の入渠修理可能)、浮きドック(能力2万DWT)1基、修理岸壁2基などがある。船舶修理を行なう民間工場が11社ある。
90年の入港船舶数は5,396隻で、貨物取扱量は3,656万トン(輸出貨物905,4万トン、輸入貨物2,702万トン、その他48.6万トン)に達している。主要品目別にみると、原油562万トン、鉱石1,O07万トン、石炭482万トン、穀物221万トン、一般貨物744万トン、雑貨640万トンである。
(カレー港)
同港は、ドーバー海峡に面した北フランスの貿易港である。また、欧州国際幹線鉄道のターミナルとして、対岸の英本国との連絡港であるほか、漁業基地としての役割を果たしている。
外港(入口の幅230m、水深9.15m)の北埠頭は、海峡横断フェリー専用である。
 
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