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には各種クレーン(能力16トン〜50トン)が設備される予定である。

船舶修理は、NAV1MPEX(Galatz)の大型造船所で、船体およびエンジンの各種修理が可能である。


3. プレイラ港

同港は、ドナウ河口のデルタ地帯の西部、ガラーチ港の上流19.2キロの地点に位置した貿易港で、木材、金属製品、穀物、食料品、化学品、家畜などの輸出貨物、および一般貨物、金属製品、機械類などの輸入貨物を扱っている。

港は、3区画(旧港、係船ドック、自由地帯)から成り、旧港には客船用埠頭および一般貨物用バース(全長2,200m)がある。

8,500DWT〜9,000DWT級船舶は、水深11.1m〜25.0mの水域では航行可能であるが、河口のスリナ砂州によって、吃水は最大7.01mに制限される。係船ドックには、バース1号〜17号(水域10ヘクタール、水深6m〜7.5m)がある。

バース11号〜15号には、16トン・クレーン5茎および5トングレーン5基、バース6号〜9号には16トン・クレーン3墓、8トン・コンベヤ・ブリッジ1墓などの設備がある。

バース1号〜3号は、クレーン設備がないため、本船の荷役装置またはクレーン船(能力5トン〜16トン)を使用している。

また、港内にはクレーン船(能力5トン〜16トン)9隻、移動クレーン(能力5トン〜40トン)31基がある。

貨物保管設備は、倉庫、露天倉庫、上屋、穀物サイロ(能力25,000トン)などがある。清水、食料、バンカーなどの供給が可能である。

船舶修理施設は、入渠修理を含む各種の船舶修理が可能である。


4. スリナ港

同港は、ドナウ河口の右岸に位置し、コンスタンツァ港から148キロの地点にあり、主として木材、鉄鋼製品、燐酸鉱、肥料、鉄鉱石などの輸出入貨物を扱っている。





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