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1989年に連帯主導政府が成立し民主化が急テンポで進められ、民主的法治国家への転換が行われている。
同国の商船隊は644隻、約320万総トンであるが、船令20年を超えた老朽船が多く代替建造の必要があるが、長期にわたる船腹拡充計画はない。
一方、造船業は同国主要産業の一つで輸出を主体としており、従来は東欧、コメコン諸国に輸出していたが、91年以降は西欧諸国向けが主流となっている。
わが国から1970年代にバルクキャリア等、10隻近く輸出されているが、その後途絶えていることからしても輸出船市場の対象国としては難しい。