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92年2月末時点では、日本からの進出企業は僅か14社で、自動車、電気製品の販売、修理の分野が多い。

在留日本人数は、91年10月現在302人(このうち228人は首都ワルシャワに在住)に過ぎない。

両国間の文化交流は、文化人の交流、留学生の受入れ、スポーツ代表団の派遣、映画全や美術展など各種行事を通じて年々深まっている。

また、日本語教育については、日本学科を有するワルシャワ大学をはじめ多数の大学を拠点として、地域的にも年齢的にも着実に拡大し、普及してきている。

ポーランドは、わが国とは今まで直接に敵対関係にあったことはなく、また「文化」を好むポーランド人にとって、日本は長い歴史を誇る文化国家であり、しかも戦後の荒廃からの奇跡的な復興は、急速に工業化を推進するボーランドにとり範とすべきものとされている。

このように、ポーランド人は遠い国、日本に対し憧れのようなものを持っており、対日観は伝統的に良好である。特にわが国に対し、経済面での関係強化を求める声が強まりつつある。



(8)輸出実績



わが国からポーランドヘ輸出した船舶は、次の通りである。





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