3. シュチェチン港
同港は、バルト海に注ぐオドラ川の西岸に位置し、河口から港へ至る水路は長さ64m、幅80m、水深10mである。
全長160m、最大吃水9.15mまでの船舶、または全長206m、最大吃水8.15mまでの船舶は、入港が可能である。
150G/T以上の船舶の入出港には、水先船の使用を強制される。
長さ85〜120mまでの船舶は曳船1隻、長さ121〜160mまでの船舶は曳船2隻、長さ161〜180mまでの船舶は曳船3隻、長さ180m以上の船舶は曳船4隻の使用を強制される。
埠頭は延べ19.3h、倉庫、コンテナ・ターミナル、木材ターミナルなどの設備がある。
Czechos lowackie埠頭のコンテナ・ターミナルには、埠頭バース(長さ280m)、門形クレーン(能力16トン)2基、重量物フォークリフト(能力12トン)4基、半自動式スプレッダー2基、サイド・ローダー2墓、倉庫、Ro/Ro設備などがある。清水、食料、燃料などの供給が可能である。
港の開発計画として目下、埠頭数基の近代化が進行中である。
船舶修理施設は、Szczecin Ship Repair Yard“Gryfia”に浮ドック7基、修繕用船台などがあり、長さ215mまでの各種船舶の修理が可能である。
1991年の入港船舶数は3,307隻に達している。
シュチェチン港に於ける各埠頭の概要は、次の通りである。