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120.1m 以上の船舶の入出港には、曳船2隻の使用を強制される。

曳船は14隻(400馬力〜2,500馬力)利用できる。船舶修理施設は、Gdansk Shiprepair Yardに浮ドック6基(能力:6,400トン、8,200トン、9,000トン、11,000トン、25,000トン、33,000トン)などがあり、船舶およびエンジンの各種修理が可能である。


3. シュチェチン港

同港は、バルト海に注ぐオドラ川の西岸に位置し、河口から港へ至る水路は長さ64m、幅80m、水深10mである。

全長160m、最大吃水9.15mまでの船舶、または全長206m、最大吃水8.15mまでの船舶は、入港が可能である。

150G/T以上の船舶の入出港には、水先船の使用を強制される。

長さ85〜120mまでの船舶は曳船1隻、長さ121〜160mまでの船舶は曳船2隻、長さ161〜180mまでの船舶は曳船3隻、長さ180m以上の船舶は曳船4隻の使用を強制される。

埠頭は延べ19.3h、倉庫、コンテナ・ターミナル、木材ターミナルなどの設備がある。

Czechos lowackie埠頭のコンテナ・ターミナルには、埠頭バース(長さ280m)、門形クレーン(能力16トン)2基、重量物フォークリフト(能力12トン)4基、半自動式スプレッダー2基、サイド・ローダー2墓、倉庫、Ro/Ro設備などがある。清水、食料、燃料などの供給が可能である。

港の開発計画として目下、埠頭数基の近代化が進行中である。

船舶修理施設は、Szczecin Ship Repair Yard“Gryfia”に浮ドック7基、修繕用船台などがあり、長さ215mまでの各種船舶の修理が可能である。

1991年の入港船舶数は3,307隻に達している。

シュチェチン港に於ける各埠頭の概要は、次の通りである。





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