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ポーランドは、エネルギー資源の少ない東欧諸国のうちでは、最も資源に恵まれており、一次エネルギー需要ではエネルギー自給国である。

1990年には、国内需要の落ち込み、エネルギー価格の上昇に伴い、生産・消費ともに16.3%の減少となったが、91年には対前年比1.2%減(生産)と、前年と概ね同水準となった。

ポーランドのエネルギー需給は石炭依存度が高く、供給の90%以上、消費の80%を占め、また、主要輸出品として責貢な外貨獲得源となっている。

しかし、石炭の生産は80年代は、ほぼ1億9,000万トンを維持していたが、国内需要の低迷、補助金の削減により、1991年は前年に引き続き減少し、1億4,000万トンとなった。

また、採算割れしている炭鉱も多く、労働争議が頻発する一方で、炭鉱からの塩害の早期処理、市場経済に適応するための企業再建といった課題を抱えている。

ポーランドの石油生産は、1990年に126,000トン、91年には148,000トンと極めて少なく、石油の殆ど全量を輸入に依存しており、90年には1,300万トンのうち、約80%を旧ソ連から輸入している。

91年には、対ソ違貿易の外貨決算移行により、旧ソ連産原油の輸入価格が上昇し、





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