国に輸出している。バスやトラックは、フランスやハンガリーと協力して生産している。

電子工業は、コンピュータの利用やロボット開発で、西欧のみならず旧東独などに較べても立ち遅れている。ブラント関係については、ポーランドが輸出しているブラントは、石炭、硫酸、セメント、製糖関連のものが主体であり、輸出先はトルコ、イラク、旧ソ連などのほか・発展途上国か旧コメコン諸国が中心である。

以上のほか、主要製造品目としては船舶、貨車、自転車、石炭設備、工作機械、トラクター、食品機械、変圧器、蓄電池、ラジオ受信機、テレビ受像機、電球、電気冷蔵庫、洗濯機、農業用航空機、グライダーなどがある。カメラ、時計などの生産量は少なく、大部分を旧ソ連から輸入している。

製紙工業は、原料不足のため生産は伸び悩み、国内での紙不足を招いている。

皮革・毛皮品は、北国の住民にとっては必需品として重要であり、牛、羊などの皮のコートや上着、狐、アストラカンなどのコートやマフラーなどが生産されている。しかし、ポーランドの皮革製品は、なめし、デザインなどの点で、やや劣るといわれている。

陶磁器やクリスタルも生産され、輸出に向けられている。