を機に、日本も積極的な支援の姿勢を打ち出し、両国関係は活発化してきている。89年には国交回復30周年を迎え、日本、ハンガリー双方からの要人の往訪が増えてきた。
わが国は、ハンガリー経済再建を積極的に支援する立場を表明しており、ハンガリーの日本への期待も高いことから、両国関係の一層の発展が期待されている。
内外の政治的、経済的困難にもかかわらず、ハンガリーが民主化、市場経済への移行を着実に達成しつつあることは高く評価されている。
貿易関係では、日本とハンガリーとの貿易は戦後、友好的関係のもとで発展してきた。
ハンガリー側の統計によると、86年に輸出入合計で2億ドルを超える取引きを行っている。日本からの輸入は、特に91年に急激な増大をみせているが、これは日本の経済協力、企業進出の増加が大きく貢献している。
91年には特に日本の自動車工業の現地合弁事業用の機械・プラント類の輸出が貢献している。
一方、日本への輸出は91年に2億ドルのピークに達している。ハンガリー側の統計によると、近年引き続き日本の出超となっている。