わが国の対ブルガリア経済協力については、日本からは輸銀べ一スで86年7月と88年8月に石油化学プロジェクト用に174億円の借款が供与され、更に同年8月に化学コンビナート用に71億円が供与された。
89年12月現在で465億円の借款が供与されている。
89年3月末現在で政府機関の研修生受け入れ累計は30人である。更にAOTS(財団法人・海外技術者研修協会)も研修生を受け入れており、88年度末累計で72人である。
また、ILO(国際労働機構)も同じく7人の研修生を受け入れており、合計109人となっている。
日本とブルガリアは地理的に遠隔な地にあり、両大戦で敵対関係になったことがなく、歴史的に良好な関係にある。
また、1989年の政変後、ブルガリア側は、民主化と市場経済導入のためわが国の支援に対する強い期待を示し、わが国もそれに積極的に応じており、両国関係は極めて良好である。
一般的に対日感情の良好な東欧諸国の中でも、ブルガリアは特に親日感情が強い国である。
(8)輸出実績
わが国から、ブルガリアヘ輸出した船舶は、次の通りである。