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商船隊も過剰をきたしている。

従って、ここ当分の間、ブルガリア船隊の増強・拡充は期待できないものと思われる。



(3)港湾事情

ブルガリアの内陸貨客輸送は、主として鉄道(4,299km、うち2,640kmは電化)道路(36,930km、うち276kmは自動車高速道路)および水路(北部はドナウ川、南部はマリッア川)を利用して行われている。

ドナウ川は、ブルガリの最も重要な水路で、川の中流にロム港、下流にルーセ港およびシリストラ港などの河港がある。

ルーセ港(Rousse、人口19.2万人)は、同国最大の河港で、首都ソフィア(人口114.1万人)と鉄道で結ばれている。

ブルガリアの国際海上輸送は、黒海に面したバルナ(Vama、人口31.5万人)、ブルガス(Bourgas、人口20.5万人)の両港を通じて行われている。

ブルガス港は、5万トン級バルク・キャリアの収容が可能であり、また漁港でもある。バルナ港は、鉄道連絡船(レイル・フェリー)によって黒海沿岸のイリチョブスク港(旧ソ連)と接続している。

ブルガリア諸港による貨物・旅客取扱高は、次の通りである。






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