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技術の近代化による集約化を図ることが最大の課題である半面、経営形態では集団経営よりも農家単位の請負制に重点が置かれ、この制度を基盤とした農業振興策が農政のかなめとなっている。
 経済作物(綿花、菜種、落花生、胡麻、甜菜、甘蔗、茶、タバコ、麻類、野菜、果物など)は、高収入が得られることから、作付面積は拡大傾向にある。
 牧畜業は、農業生産総額の約20%とかなり高い比重を占めており、食肉、牛乳、バター、チーズ、鶏卵、蜂蜜、羊毛、皮革など、主要畜産品は高い伸び率を示している。
 林業については、中国の森林面積は1億1,530万ヘクタールで、国土面積の12%を占めている。政府は森林面積を30%程度に拡大する計画であるが、一部地方の乱伐で逆に減少傾向にある。

 

 

 

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