旧ソ連邦時代に大型艦艇などを建造していた造船所は、高度の建造技術をもっているが、現在では設計および技術開発力はなく、設計開発はセント・ピータスブルグ(旧名レニングラード)などにある別組織の国立研究所が担当しており、また、積極的な営業努カや市場調査に対する熱意に乏しい。
現在、どの造船所も老朽化した設備が多く、従業員の士気も一般に低い。
舶用機械などの船舶部品は従来、中央ロシアや西ロシアで生産されていたものが多く、これらの地域の国家独立に伴い流通が阻害され、船舶の建造・修理に支障をきたしている。
軍需発注の削減が深刻化し、軍民転換を図る造船所に対する資本の投下は、口