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 なお、1992年におけるパラグアイの主要輸出市場(単位:百万米ドル)は、ブラジル(168.0)を筆頭に、オランダ(131.3)、アルゼンチン(45.2)、米国(33.9)、イタリア(22.5)、ドイツ(18.8)の順で上位を占めている。
 一方、同年におけるパラグアイの主要輸入相手国(単位:百万米ドル)をみると、ラテンアメリカ統合連合(LAIA)諸国、特にブラジル(208.3)およびアルゼンチン(161.8)からの輸入が急増し、次いで米国(144.3)、日本(114.7)、英国(49.3)の順で大きなシェアを占めている。
 パラグアイの国際収支は、1992年は貿易赤字の幅が拡大したことに加え、4億ドルの延滞債務を返済したこともあって、4億7,000万ドルの赤字となった。
 1992年12月末現在の対外債務残高は12億7,100万ドル(前年比22%減)で、この金額は中南米諸国の中では最も低い。これは、延滞債務も含めて6億6,900万ドルの返済を、日本、ドイツ、英国、フランス、スペインとの二国間ベースによる交渉での。合意に基づいて実行したためである。
 一方、92年末の外貨準備高は大幅に減少して4億5,300万ドル、全保有高は

 

 

 

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