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 南埠頭(長さ503m)には3バース(バース8号〜10号)がある。
 北埠頭(長さ276m)には2バースがあり、穀物積出し用のエレベーターがある。
 7号埠頭の旅客船用バース(水深約9.15m)は、全長220mまでの船舶の収容が可能である。
 液化ガス・ターミナルにはタンカー用の2バースがあり、パイプラインを使用して、石油製品および液化ガスを陸上のオイルタンク内に荷揚げしている。
 清水、食料、バンカーなどの供給が可能である。
 船舶修理施設は、船舶の沖修理のみ可能であり、また潜水夫も使用できる。

9.コモドロ・リバダビア港(Comodoro Rivadavia)

 同港は、ブエノスアイレス港の南方1,575キロ、サンホルヘ湾(南太平洋)に位置し、原油の積出港であり、また油田掘削機および石油工業資材の輸入港である。
 1992年の入港船舶数は107基(4,237.3037DWT)に達している。
 国有埠頭(防波堤)を建設中である。
 現在、長さ1,160m、水深5.18mの埠頭、貨物保管用上屋、露天倉庫、60トン・クレーン1基、震動クレーン(能力7トン)3基、移動クレーン2基(5トン、25トン)などの設備がある。
 タンカー・ターミナル(CaletaCordova,Caleta0livares,Caleta0livia)における原油積出し設備は、次の通りである。

(1)Caleta Cordova:

 3マイル沖(水深29.0m)の係船ブイは、最大10万DWTタンカーの収容が可能である。原油積出し能力3,500立方m/時。
 沖合1,325m(水深10.37m)には係船ブイ6基がある。各能力1,200立方m/時。

(2)Caleta Oliveres:

 沖合のタンカー・バース(水深12.8m)には係船ブイ6基があるが、現在使用していない。

(3)Caleta Olivia:

 約1.5マイル沖(水深35.0m)の係船ブイは、最大10万DWTタンカーの収

 

 

 

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