近郊にサンニコラス小型空港がある。
港から142キロの地点にロサリオ国際空港がある。
6.サンタフェ港(Santa Fe)
同港は、サンタフェ川(パラナ川の支流)の河港で、ロサリオ港から144キロ、ブエノスアイレス港から約500キロの地点にある。
同港は、航洋船にとってはパラナ川上流における重要な最終港である。
港は、1号ドック、2号ドック、水路、沿岸航路船用埠頭などから成っており、全長201.3m、最大41,520DWT船の入港が可能である。
1号ドックには、東側に564m、西側に672m、幅120m、水深7.31mの石造埠頭があり、船舶4隻の収容が可能である。
一般貨物の大部分は、1号ドックの埠頭で荷揚げを行っている。
埠頭には、大型倉庫4棟、各種クレーン、上屋などの設備がある。
2号ドックは古く、現在使用していない。
水路(長さ2,178m)には多数の係船柱や係船ブイがある。西側は可燃性貨物が使用しており、パイプラインによって堤防上の民間石油会社のオイル・タンクと結ばれている。
沿岸航路船用埠頭は長さ810mで、1号ドックの西側に接続しており、河川航路などが使用している。
清水、食料、燃料油などの供給が可能である。
入港には、曳船および水先人の乗船が必要である。
船舶修理施設は、船舶修理を行う2工場がある。
港から約32キロの地点に国内空港がある。
7.カンパナ港(Campana)
同港は、ブエノスアイレス港から248キロの地点にあるパラナ川の河港で、全長224m、最大吃水8.0m、最大66,920DWTまでの船舶の入港が可能である。
1992年における入港船舶数は360隻(10,232,752DWT)に達している。
主要設備は次の通りである。
(1)Siderca埠頭(長さ185m、水深8.54m)
この埠頭は民間会社(ダルミン・シデルカ社)所有の埠頭で、鉄鉱石の荷揚げに使用されている。荷揚げ能力:360トン〜400トン/時。
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