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ョア・クレーン、移動クレーン、荷役用エレベーター、コンベヤ・ベルト、穀物積出し用のパイプライン、穀物倉庫などを完備している。
 新埠頭(長さ619m)のバースは、船舶3隻の同時収容が可能である。
 埠頭の中央部には民間所有の穀物倉庫(貯蔵能力:約20,000トン)がある。
 埠頭の南部には植物油積出し用のパイプライン(能力:約500トン/時)、植物油貯蔵タンク(能力:約50,000トン)などがある。
 港の南方約14キロの地点に位置した民間埠頭(プンタ・アルバー埠頭)には、穀物積出機3墓(各能力1,000トン/時)、コンベヤ・ベルト2基(各能力:2,000トン/時)、穀物倉庫(貯蔵能力72,000トン)などの設備がある。
 タンカー・ターミナルには、2オイルバース(長さ152.4m、水深8.23m)があり、夜間バースも可能である。
 清水、食料、バンカーなどの供給が可能である。
 船舶修理施設は、スリップウェー2基、浮きドック(川船用)、民間修理工場などがある。
 港から35キロの地点にロサリオ空港がある。

4.ラ.プラタ港(La Plata)

 同港は、ブエノスアイレス港の南方約48キロ、サンチャゴ川の上流5キロの地点にある。
 港は、Ensenada,Rio Santiago,Gran Dock,Propulsora Berthの3区画から成っており、全長215m、幅30m、吃水9.15mまでの船舶の入港が可能である。
 船舶の入出港には、通常2隻の曳船を使用することが必要である。
 1992年の入港船舶数は632隻(11,100,210DWT)に達している。
 主要設備は、LPGタンカー用バース、液化化学品貯蔵タンク(能力2,300トン)4基、石油精製所向け原油輸送用パイプライン(能力:1日に付き45,000ポ〜80,000ボ)などのほか、Propulsoraの製鋼所には全長215mまでの船舶の収容可能なバース、高架クレーン2基(能力30トン、32トン)があり、1日に付き500トンの荷役が可能である。
 タンカー・ターミナルには、11オイル・バース、パイプライン(24インチ、16インチ、14インチ、12インチ)などがある。

 

 

 

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