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 埠頭およびドックには、倉庫設備がある。
 コンテナ・ターミナルには、コンテナ専用クレーン8基(能力25トン×5,50トン×3)がある。
 バルク・カーゴを扱うバロン埠頭には、5トン・クレーン2基があり、一般貨物船もこの埠頭バースを使用している。
 タンカー・ターミナルには、タンカー専用の3沖合バース(各最大吃水:18.3m,15.2m,12.2m)がある。
 バルク・液体貨物ターミナルには、液体貨物貯蔵タンク数基がある。
 清水、食料、燃料油、ディーゼル油、石炭などの供給が可能である。
 曳船は7隻が使用できる。
 船舶修理施設は、Astillerosy Maestranzas de la Armada(ASMAR)所有の浮ドック(167m×32mx7.5m)があり、最大30,000DWT船の入渠修理が可能である。

2.アントファガスタ港(Antofagasta)

 同港は、国有の人造港で、硝石、銅、鉄鋼その他鉱産物、魚粉などの輸出港であり、また、一般貨物、穀物などボリビア向け通過貨物の輸入港であり、1993年の入港船舶数は606隻で、貨物取扱量は1,166,740トンに達している。
 港口は幅150m、水深18m以上で、港内の水深は9.14m〜27.43mである。
 埠頭バース1号、2号および3号(全長750m、水深9.14m)、4号および5号(全長360m、水深9.14m)、6号および7号(全長360m、水深9.14m〜10.06m)の合計7バースがあり、いずれも鉄道および道路を完備している。
 荷役設備は、移動クレーン14基(能力12トン×6,5トン×8)、電動クレーン15基(能力65トン×1,12トン×6,5トン×8)などがある。
 民間埠頭では、Escondida鉱山会社がコンベヤ・ベルトを使用して、鉄鉱石の船積みを行っている。
 倉庫設備は、5,000平方mが2棟、4,000平方mが1棟、ボリビア中継倉庫1棟(3,100平方m)、露天倉庫(52,550平方m)などがある。
 穀物の輸入は、バルクカーゴ・ターミナルで扱っている。タンカー・ターミナルには、2オイルバース(長さ170.7m,182.9m、吃

 

 

 

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