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Simac造船所:







(所在地)Base Naval del Callao,Avenida Contralmirante,Mora,Callao







          1102,Peru



          



(建造設備)







      建造船種:曳船、バージ、フラット・ボートなど。



      



(修繕設備)







      浮きドック:揚げ能力600トン



      



      船      架:2基(各能力300トン)



      



(5) 漁業事情

 (A) 漁業の実態

 ペルーの太平洋沿岸、特にエクアドルとの国境附近の沖合は、北からの暖流と南からの寒流が合流しているため、アンチョビー、いわし、さば等の豊富な水産資源に恵まれた好漁場である。
 しかし、海面水温の上昇による不漁の年もある。特にアンチョビーは魚粉の原料であるので、漁獲量の変動が魚粉工場の操業率にも影響を及ぼしている。
 従って、アンチョビーへの依存度を引き下げるため、他の魚種の漁獲量の拡大が、水産政策の重要な課題となっており、最近ではヘイク等の底魚、まぐろ、かじき、いか等、商品価値の高い魚種を対象とした操業も行われている。
 ペルーの漁獲量は、海洋魚が内水魚を大幅に上回っている。
 例えば、1991年の漁獲量は海洋魚が約691万トン、内水魚が約3万トンとなっている。
 魚種別の漁獲量は、1990〜91年にかけてはイワシが最も多く、90年が約327万トン、91年が約340万トン、次いでアンチョビーが90年約293万トン、91年約308万トンとなっている。

 

 

 

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