わが国の対エクアドル直接投資は、1951年〜87年度末累計で37件（1，091．4万ドル）と少なく、中南米のなかの投資先国としても上位20位に入っていない。

　また、わが国から現地に進出している企業は、87年末現在で17社（商社をはじめ、建設業、拓殖業、電気機器、ガラス、化学品、鋼管などの製造業）があるに過ぎない。

　日本の対エクアドル経済協力は、88年度末までの累計で、無償協力25億5，000万円、有償協力422億5，00C万円、合計474億6，000万円に達している。

　無償協力は、漁業訓練・調査計画、漁業振興計画、零細漁民訓練計画など水産関係が殆ど全てを占めている。

　有償協力では、キトー火力発電、グアヤキル火力電力、送電網計画などが主なものであり、それぞれ円借款供与を行なっている。なお、有償協力には債務救済も含まれている。

　対エクアドル技術協力については、わが国はエクアドルからの研修生受入れが88年度末までに累計333人に達している。