エクアドルにおける主要港湾の設備その他の概要は、次の通りである。
1.グアヤキル港
同港は、グアヤキル市の南方約11.2キロの地点に位置し、主として小麦、鋼材、紙、機械類などの輸入貨物とバナナ、魚類などの輸出貨物を扱っており、89年の入港船舶数は1,165隻(16,137,153DWT)に達している。
新港には合計9バースがある。マージナル埠頭(長さ960m、水深9.14m)には5バースのほか、各長さ185mの3バースおよび長さ157mのバルク・バースがあり、3万DWT型船(最大吃水9.6m)の収容が可能である。
旧港は、グアヤス川沿いにバースがあり、最大許容吃水7.15mまでの船舶の収容が可能である。
このほか、沿岸航路船および河川航路船用の小型埠頭が多数ある。
その他、民間所有の港湾施設で各種の貨物が扱われている。
荷役設備は、移動クレーン(能力5〜35トン)12墓、重量物デリック・クレーン(能力75トン)1基などが主なものである。
コンテナ・ターミナルには、コンテナ船専用の3バース(各長さ185m、水深