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 最近、新たに巡航船ターミナルが建設された。

 爆発物、危険貨物、検疫目的などには、特別錨泊地を使用している。

 キング埠頭には、最大能力70トンまでのクレーン数基、クレーン・バージ(能力60トン)1隻、その他倉庫数棟などの設備がある。

 コンテナ・ターミナルのバース6Aは、コンテナ船2隻の収容が可能である。

 コンテナ・ターミナルには、長さ410m、水深10.0mのバース、40トン高架クレーン2基、ストラドル・キャリア、トラクター・トレイラー、露天置場(面積5ヘクタール)、冷凍コンテナ用設備、Ro/Ro船用バースなどがある。

 食料、各種バンカーなどの供給が可能である。

 曳船は、1,200馬力4隻が使用できる。

 船舶修理施設は、外航船の沖修理の可能な修理工場が数社ある。

 89年の入港船舶敏は、808隻(7,024,860DWT)に達している。

2.Pointe-á-Pierre港

 同港は、トリニダード島の石油および石油製品の積出港である。

 国営石油会社(TRINTOC)所有の8バースがあり、大型タンカー、中小型タンカー、沿岸航路船、乾貨物船などの収容が可能である。

 シー・バース5号(低潮時水深11.89m)は超大型タンカー(全長274.3m、最大26万DWT)、6.4キロ沖合の係船ブイ(低潮時水深24.8m)は超大型タンカー(全長339.6m、最大285,500DWT)の収容が可能である。

 クレーン設備は、フロ一ティング・クレーン(能力60トン)1基がある。

 倉庫設備はない。

 液化ガス・ターミナルの南バース2号、北バース3号および4号では、ブタン、プロパンなどの供給が可能である。

 清水、燃料油、ディーゼル油、ガスオイルなどは、パイプラインおよびバージを使用して供給が可能である。

 新鮮食料の供給も可能である。

 曳船は、2隻(2,100馬力、4,200馬力)使用できる。

 89年の入港船舶数は、248隻(4,800,085DWT)に達している。

 

 

 

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