ルミ、自動車など幅広い分野に及んでいる。
また、わが国の進出企業数は、90年3月末現在で31社で、商社活動のほか、家電製品、自動車などの組立てを行なっている。しかし、82年以降はベネズエラ経済の不振により、進出企業数は減少傾向にある。
経済技術協力については、88年4月わが国とベネズエラ政府間で技術協力協定が締結されており、これからの対ベネズエラ技術協力の促進が期待されている。
わが国からの対ベネズエラ政府開発援助は、当国の一人当り国民所得が高いため、技術協力が主となっており、政府べ一スの円借款の実績はない。
技術協力に関しては、88年度末までの実績として、研究員受入(343人)、専門家派遣(138人)、調査団派遣(109人)、機材供与(3億7,400万円)などがある。
資金協力については、近年の原油価格の低迷、それに伴う経済不況などから、わが国の資金協力の期待感が高まり、輸銀を通じた資金協力は既にかなりの実績を有しており、最近2年間で3件(ボーキサイト鉱山開発、アルミナ工場増設、電気通信網整備)、約4億2,000万ドルのアンタイド・ローン契約が調印されている。
なお、88年10月現在の在留邦人数は、永住者429名、商社・メーカー駐在貝など長期滞在者470名、総数899名となっている。
前ページ 目次へ 次ページ