(6)船舶の輸入ルート
(A)ライセンス発給機関
ベネズエラの輸入管理制度は、国内産業の育成・保護のため、国内で生産可能な消費財はライセンス品目とし、その他の輸入は原則として自由化されている。
許可品目に対する輸入ライセンスは、開発省(Ministry of Development)の産業局が発行する。
但し、一部品目のうち、例えば農業畜産省(Ministry of Agriculture & Livestock)および保健社会保障省(Ministry of Health & Soial Assistauce)所管のものについては、各担当省が発給機関となっている。
(B)輸入に対する機材、その他輸入上の問題点
ベネズエラの輸入軍策は、自由主義が建前となっている。特に為替取引きは、原則として完全に自由化されている。
こうした自由化政策は、国内産業の発展と多様化(石油への過度の依存から脱却)に必要とされる資本財や原材料の輸入に頼らざるを得ないという実情によるものである。
関税は、ANCOM(アンデス共同市場)域内関税と域外関税(一般関税)の2本立てとなっている。
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