主要港湾の設備その他の概要は、次の通りである。
(太平洋岸の主要港)
- ブエナベンツーラ港
同港は、太平洋岸のブエナベンツーラ湾に注ぐググア河の河口に位置し、コーヒー、砂糖、糖蜜などの輸出港であり、また、小麦、大豆、肥料、尿素、金属、ガソリンなどの輸入港で、太平洋岸の貿易港として最も活況を呈している。
浮標17号、15号と13号との間の水路の北側に水深10.06m〜21.33mの錨泊地がある。
埠頭は延べ2,326m、水深7.31m(低潮時)で、中型船13隻を同時に収容することができる。
荷役設備としては、フローティング・デリック2基(25トン、60トン)、電動クレーン2基(50トン、75トン)のほか、能力16トンまでのクレーン3基が使用できる。
貨物保管設備は、倉庫12棟(合計76,541平方m)、上屋6棟(合計39,157平方m)、露天倉庫(延べ102,374平方m)などがある。
砂糖積込み装置(能力180トン/時)、穀物、鉱石などバラ荷の積下し用機械設備を完備している。
曳船は3隻(240馬力、600馬力、1,200馬力)使用できる。