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輸 入(CIF)

1986年

1987年

西  独

92.8

101.1

日  本

94.8

98.3

エル・サルバドル

73.6

81.1

ベネズエラ

60.1

77.1

コスタリカ

43.5

54.1

イタリア

50.6

49.6

英  国

28.3

31.2

オランダ領アンチレス

5.2

19.0

オランダ

11.7

17.6

ホンジュラス

11.5

10.2

総額(その他を含む)

1,473.6

1,557.0

 グァテマラ経済は、1970年代には6%台の経済成長率を維持していたが、79年に起きたニカラグア革命を契機とする中米諸国の政情不安により、中米諸国の貿易停滞、外国からの投資減少などが深刻化し、その結果、成長率は急落し、82〜83年にはマイナス成長に転じ、85年にはマイナス1.1%と更に悪化した。
 86年の民主政権発足後は、国内政情の安定を背景とする経済活動の活発化に伴い、成長率は好転し、87年には2.5%、88年は3.5%、89年には3.8%にまで回復した。
 また、政府は経済政策として、主に経済活性化、民主制強化、社会基盤整備を目的とする国家再編計画を発表し、インフレ抑制、経済の活性化、基礎的社会公共サービス向上などのための各種政策を展開した。この結果、実質GDPの増大、インフレ抑制、為替相場統一など所期の成果を収めることができた。
 更に又、政府は民主政権基盤強化を目的に、生産の近代化、公共部門の効率化などに重点を置き、政府補助金の撤廃、関税の引下げなど緊縮財政を推進している。
 現セラーノ政権も、歳出削減、通貨引き締め、増税、政・労・資3者の社会協約の締結などにより、経済機器に対処している。
 グァテマラ財政は、恒常的に赤字であるが、対GNP比で見れば、85年1.9%、87年2.5%と改善の方向にある。

 

 

 

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