日本の対メキシコ直接投資累計額(1951〜89年9月末迄)は16億9,000万ドル、累計件数は256件となっている。
メキシコにおける日系企業数は、89年末現在で244社に達しており、その内訳は、現地法人190社、本邦法人(支店、事務所)54社となっている。
対メキシコ直接投資累計額(89年末現在)は、米国資本が約63%と圧倒的シェアを占め、日本は5.0%で英国(6.7%)、西独(6.3%)に次いで第4位となっている。
日本の対メキシコ経済協力については、メキシコの経済水準が他の発展途上国と比べ高いなどの理由から、日本輸出入銀行を通じた協力を含め、民間べ一ス協力が中心となっている。88年までの輸銀による直接借款(契約べ一ス)は約8千億円に達している。
有償資金協力(円借款)では、82年に製鉄所第2期拡張プロジェクトの一部に対し、178億の円借款を供与した。
また、85年の大地震の際に5,000万ドル相当の円借款供与を表明し、交渉の結果、約120億円の商品援助(通信機器、車両、医療機器など)を行った。
このほか、メキシコに対しては、輸銀を中心とするバンクローン、バイヤーズ・クレジットなどの方式による資金協力が電力、石油、鉄鋼関係に供与されており、