同港は、メキシコ湾西岸のパヌコ河口の北方約25キロの地点に位置し、港口の約2マイル沖に錨泊地がある。
港内への水路(長さ1.5キロ)は、幅350m、水深10.6mであり、入出港には水先人の乗船を必要とする。
主要設備は、多目的埠頭(長さ250m、水深13m)、倉庫(4,500平方m)などである。最大5万DWT型船(全長210m)の収容が可能である。
清水、ディーゼル油などの供給が可能である。
同港の開発計画には、穀物、石油化学製品、鉄鋼、ボーキサイト、アルミニウムなどを扱う特殊ターミナルの建設が予定されている。貯蔵能力9万トンの穀物サイロの建設も計画されている。
現在、建設中の新工業港コンプレクス(面積約22,000エーカー)には、製鋼所、アルミ精錬所、石油化学品製造工場、化学品製造工場、鉱物加工工場、食品加工工場などの建設が含まれている。
また、最大15万DWE型船の収容を可能にするため、水路の凌渫が予定されている。
清水およびディーゼル油の供給が可能である。
89年の入港船舶数は、116隻(2,143,975DWT)に達している。