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 漁港としても知られている。
 港内への水路は、長さ5キロ、幅140m、水深10.06mである。
 500G/T以上の外国船およびメキシコ船は、入出港に水先人の乗船を必要とする。
 外港は2つの防波堤で囲まれ、東防波堤は長さ1,020m、水深約9.14m、西防波堤は長さ330m、水深約9.14mである。
 主要設備は、漁船埠頭(長さ550m)、修繕岸壁(長さ220m、水深9.14m)、海軍埠頭(長さ210m、水深6.10m)などのほか、自由貿易地帯には3埠頭(水深7.31〜10.06m)がある。
 倉庫(延べ25,108平方m)、露天倉庫(32,776平方m)、クレーン(12トン)2基、貨物荷役用ホイスト(能力3.5トン)25基、重量物クレーン(能力300トン)1基などの設備がある。
 外港の東防波堤のコンテナ・ターミナルには、コンテナ・バース(長さ200m、最大吃水9.10m)があり、コンテナ荷役設備として、門形クレーン、移動クレーン、その他各種のトラクター、トランスディナーなどがある。
 タンカー・ターミナルには、Pemex社の運営する2バースがあり、全長190m、幅38m、最大吃水9.1mまでのタンカーの収容が可能である。
 タンカー・ターミナルの係船所1号および2号は、最大65,000DWT型タンカーの収容が可能である。3号(水深28m)は最大25万DWT型タンカー(全長338m)の収容が可能であり、原油積出し専用の16インチ・ホース3本を備え、各ホースにより1時間に付き平均55,000バレルの原油積出しが可能である。
 清水、食料、バンカーなどの供給が可能である。
 2,500G/T以上の船舶の入出港には、曳船の使用を強制される。
 曳船は、3隻(各2,000馬力)使用できる。
 船舶修理施設は、Astillero de Marina社所有の長さ200m、幅22mのドライドック(26,000DWT、吃水7.62mまでの船舶の入渠可能)、シンクロリフト・ドライドック(長さ100m、幅22m)、クレーン(10〜45トン)などのほか、小型ドライドック3墓、その他多数の修理工場がある。

 

 

 

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