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 同港は、年間約500隻の船舶が入港し、港湾貨物取扱量は170万トンに達している。

  4.サンタ・ロサリア港

 同港は、カリフォルニア半島の東岸に位置し、港は2つの突堤(各長さ800m,250m)で囲まれ、港の入口の幅は約128mである。
 埠頭1号は水深5.79〜6.40m、埠頭5号は、水深4.11〜5.49m。海岸の近くに良好な錨泊地(水深22m)がある。
 対外のグワイマス港とは、定期フェリー便で連絡している。
 清水、ガソリン、ディーゼル油、潤滑油などの供給は、非常に制限されている。
 船舶修理施設は、最大300トン型船の修理は可能であるが、ドックを必要とする入渠修理は不可能である。機械類の修理はCia Minera S.A.で行っている。

  5.ラパス港

 同港は、カリフォルニア半島の南端の近くに位置し、対岸のトポロバンポ港との連絡航路にフェリーが定期に就航Lている。
 港内へ至る水路は水深12.8〜18.3mであるが、全長99.97m以上の船舶は港口水路の航行は不可能である。
 船舶はPumta Priestaの付近に錨泊し、水先人の乗船を必要とするが、日没後の入港は避けなければならない。
 9月〜11月は台風の季節である。冬期に湾内で錨泊する船舶は、北北東の強風に遭遇する危険がある。
 港内にT形埠頭があり、係船に使用できる長さは、頭部で65.73m、末端で21.77m、吃水は3〜5mである。
 Punta PriestaにもT形埠頭があり、頭部の長さ40m、低潮時吃水8.23mであるが、この埠頭はバンカーの補給を必要とする船舶のみに使用されている。
 吃水3.66m以下の船舶は、港内T形埠頭の末端で錨泊することができる。
 清水、バンカーなどの供給が可能である。

  6.マサトラン港

 同港は、カリフォルニア湾東南端に近く、太平洋岸に位置し、港は2つの防波

 

 

 

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