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どにより、漁業の開発を推進している。
 政府は、深海漁業の開発を図るため、日本、フランス、スペイン、イタリアなど外国資本との合弁会社を設立し、あるいはスペインと漁業協定、ソ連と長期漁業技術協力条約を締結するなど、技術、資金の両面にわたって海外からの援助を受けている。
 また、3ヵ年開発計画(84年央〜87年央)では、トロール船を含む漁船50隻(13,330G/T)を増強し、漁船団の拡充を図った。

(6)船舶の輸入ルート

  (A)ライセンス発給機関

 モロッコにおける輸入は、自由化品目を除いて、その他の品目(輸入制限品目)を輪入する場合には輸入許可が必要であり、この輸入許可は、各品目ごとに定められたグローバルな割当枠の範囲で、ライセンスが発給される。

 ライセンスは、通産省貿易局が財務省為替局の副署のある輸入ライセンスを発給する。

  (B)輸入に対する機構、その他輸入上の問題点

 モロッコに輪入される品目は、地域のいかんを問わず、グローバルに、(1)自由化品目、(2)輸入許可品目、(3)輸入禁止品目の3項目に区分されており、各項目の品目リストおよび割当額(輪入許可品目のみ)は、「輸入総計画」として毎年発表される。

(1)自由化品目

 輸入者が輸入契約を締結した場合、自由に輸入される品目で、主として必需品でモロッコ国内では生産していない品目である。
 輸入の場合は、輸入契約書を公認為替銀行に提出すればよい。

 

 

 

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