モロッコ (1)一般事情 モロッコ経済は、農業部門と鉱業部門とによって支えられている。 農業部門(林業・漁業を含む)は、86年には国内総生産(GDP)の21%を占め、輪出総額の33%を寄与し、経済活動人口の約43.1%(86年)が、この部門に従事し生計を営んでいる。
モロッコ
(1)一般事情
モロッコ経済は、農業部門と鉱業部門とによって支えられている。 農業部門(林業・漁業を含む)は、86年には国内総生産(GDP)の21%を占め、輪出総額の33%を寄与し、経済活動人口の約43.1%(86年)が、この部門に従事し生計を営んでいる。
主要農作物は、小麦、大麦、とうもろこし、柑橘果物、野菜などである。柑橘類とトマトは重要な外貨獲得源となっているが、穀物、砂糖、その他食料品などの大部分を輪入に依存している。 穀物生産は、84年には大早 の影響を受け、小麦の輸入は輸入総額の10%を占めた。85〜86年は天候に恵まれ、穀物輸入は85年の25億5,800万ディルハムから86年には16億8,900万ディルハムに減少した。(86年末
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