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チュニジア

(1)一般事情

 チュニジアは、アフリカ大陸の地中海側の中央蔀に位置し。東はリビア、西はアルジェリアと国境を接し、面積は約164,000平方キロ(日本の面積の約44%)で、マグレブ5国(モーリタニア、モロッコ、アルジェリア、チュニジア、リビア)の中では最も小さい国である。
 チュニジアは、東西に走るアトラス山脈によって、北部と南部に分けられ、北部はさらに(1)コルク、樫、松、 などの森林地帯から成る北酉部、(2)穀物地帯と牧草地帯から成る中央部、(3)穀物・果実地帯の北東部に細分される。南部は半乾燥地帯であり、(1)牧草地と乾燥農業地帯である中央高原、(2)オリーブ産地の海岸地方、(3)ナツメヤシの緑地帯と砂漠地帯などから成っている。
 人口は約750万人(86年推定)、年平均増加率は25%と高い。人口は北部と海岸地方に集中して拾り、首都チュニスの人口は約100万人(86年推定)である。
 チュニジアは基本的に農業国であり、チュニジア経済に占める農業部門の比重は、相対的に低下しつつあるが、国内総生産(GDP)の17%(86年)。就業人口の27%(86年)近くを占めている。

 

 

 

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