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(9)評価

(A)延払い、船価、品質等条件の比較

 アルジェリアは従来、原油・石油製品・天然ガスの輸出収入を資金として貿易貨物の自国船積取比率の拡大を目指し、商船隊の拡充に努めてきた。
 このため、1975年当時には約25万GTであった同国の保有船腹量は85年には約150万GTとなり、急速に増大された。
 この間、当会においては、20数年の長期に亘り同国市場の開拓に努め、Ro/Ro船、多目的船、一般貨物船、バルクキャリア、作業船等各種約70隻(700億円)の弾出実績をあげており、アルジェリアの日本の造船に対する評価は極めて高いものがある。
 しかるに、石油・ガス関連品が総輸出額の97%を占めている同国の経済は、石油価格に大きく左右され、近年の石油価格の変動により不安定な経済事情にある。ちなみに、88年末の累積債務は約240億ドルに達していた。
 このため、同国海運界ではチャーター船、中古船への依存度が深まり、船舶の対外発注は滅少しており、保有船腹量も89年末では約85万GTと大きく滅少している。
 加えて、ミッテラン政権後のフランスとの関係修復もあり、近年では我が国へ

 

 

 

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